外構タイルのサイズはどう選ぶ?大きさによる見た目の違いと選び方

外構タイルは、大きさによって床の印象が変わります。

大判は目地の区切りが少なく、小さなタイルは細かな区切りが出ます。ただ、大きければどんな場所にも合うわけではありません。玄関の幅や段差に合わせて切ると、見本で気に入った見え方とは変わることもあります。


サイズを選ぶときは、1枚の見本と、床全体に張った姿の両方を見てください。

300角・300×600mm・600角・1200×600mmの4種類を、見た目と使う場所から比べていきます。




外構タイルはサイズと形で目地や柄の見え方が変わる

タイル同士の間にある継ぎ目が「目地」です。同じ広さの床なら、大きなタイルほど目地の本数は少なくなります。長方形の場合は、張る向きを変えるだけでも目地の線の流れが変わります。


「300角」は300×300mm、「600角」は600×600mmの正方形を表す呼び方です。ただし、目地を含めた寸法で呼ぶ商品もあるため、タイル自体の実寸がこの数字どおりとは限りません。実際に何枚並ぶかは、商品の実寸と目地幅を合わせて考えます。

参照:淡陶社「タイルの形状の基本」



300角は細かな目地の区切りで床を見せる

300角は、今回の4種類では最も小さな正方形です。600角と比べると目地が細かく入り、床に規則的な区切りが出ます。目地の色をタイルに近づけるか、違う色にするかでも、その区切りの目立ち方は変わります。


玄関ポーチに使うなら、段の幅や奥行きに何枚並ぶかを見てみましょう。小さいからといって、切らずにぴったり収まるとは限りません。



300×600mmは張る方向による違いを比べる

300×600mmは、長辺が短辺の2倍ある長方形です。アプローチに使うなら、長辺を玄関へ向かう方向にそろえるか、横向きに張るか。同じ商品でも、この違いで床の表情が変わります。


見本を1枚置くだけで決めず、何枚か並んだ状態で比べてください。柄に向きがある商品では、タイルの向きと柄の流れを一緒に見ると、好みの配置を選べます。



600角は正方形の大きな面で柄を見せる

600角は、300角の2倍の辺の長さがあります。同じ色や柄なら、目地の間隔が広いぶん、タイルの面や模様が目に入りやすくなります。テラスなど、床をまとまった面として見せたい場所の候補です。


狭い場所にも使えます。ただ、周囲を大きく切る配置になると、せっかくの大きさが伝わりにくくなることも。床の中央だけでなく、壁際や段の端にどのくらいの幅が残るかまで見ておきましょう。



1200×600mmは大きな柄と長手方向を生かす

1200×600mmは、呼称上、600角を2枚並べた大きさの長方形です。石目などの柄を大きな面で見せたい場合や、長い辺の向きを床のデザインに取り入れたい場合に合います。


一方で、柱や排水設備のまわりでは、切り欠きなどの加工が必要になることがあります。気に入った柄がどこで切れるのかも、選ぶ前に見ておきたいところです。搬入経路や施工方法は、現場の条件と合わせて相談してください。




玄関ポーチ・アプローチ・テラスは幅と形に合わせて選ぶ

サイズの候補が決まったら、床のどこから、どのように並べるかを考えます。これが「割り付け」です。同じタイルでも、並べ始める位置によって端に残る幅が変わります。



玄関ポーチは段差と端部の納まりを確認する

玄関ポーチは、上から見る床だけでなく、階段を正面から見た姿も大切です。玄関ドアの中心に合わせて張るのか、床全体の中心に合わせるのかで、左右のタイルの幅や目地の位置が変わります。


大判タイルを選んでも、段の奥行きに合わせて大きく切る場合があります。平らな床から段差へ目地がどう続くか、段の端にどの部材を使うか。図面や見本で、そこまで確かめてから決めましょう。



アプローチは通路の幅と進む方向に合わせる

道路から玄関へ続くアプローチでは、目地の線も目に入ります。長方形なら、通路に沿って張った姿と、横向きに張った姿を比べてみてください。


曲がり角や通路の幅が変わる場所は、途中でタイルを切ることがあります。門柱や植栽の近くも同じです。まっすぐな部分だけで決めず、どこまでタイルで仕上げるか、ほかの舗装材との境目をどこに置くかも考えます。



テラスは出入口と家具を置く範囲まで考える

テラスは、庭からだけでなく、室内の窓越しにも見る場所です。テーブルや椅子を置くなら、家具を置いたあとにどのくらい床が見えるかも想像してみましょう。

出入口との高さの差や、雨水を流す方向も見落とせません。タイルの見た目と合わせて、部屋から庭へ出るときの使い勝手も相談してください。


タイルを外まわりに取り入れたイメージを知りたい方は、当社の施工事例もご覧ください。

MGSのタイル工事の事例を見る




屋外の床は滑りにくさと水はけも確認する

気に入ったタイルでも、屋外の床に使える商品かどうかは別に確認が必要です。屋外では雨で床が濡れるため、商品が外床用として指定されているか、滑りにくさに配慮した表面の仕様かを確かめます。小さいタイルなら滑りにくい、大判なら滑りやすいとは、サイズだけでは判断できません。

参照:DINAONE「外床タイルの選び方」


雨に濡れる場所か、どんな履物で歩くのかを伝え、商品の用途や表面の仕様を確かめてください。駐車場に使いたい場合は、車の乗り入れに対応しているかも確認します。屋外床用というだけでは、車が乗ってよいとは限りません。


水はけを左右するのは、タイルの表面だけではありません。床の傾きや、水を流す先も関わります。今の床に水たまりができるなら、その場所を写真に残しておくと、改修時に直したい点を伝えられます。


手入れの方法も、商品を決める前に聞いておきましょう。土が入りやすい庭の近くなのか、食事をするテラスなのかで、付きやすい汚れは違います。普段の使い方に合うか、使える洗剤や掃除道具まで含めて選びます。




タイル工事の費用は材料と下地・加工範囲で変わる

大判だから高い、小さいタイルだから安いとは限りません。工事費は、タイル自体の価格に加え、施工面積、下地の状態、加工の量、既存の床を撤去するかどうかで変わります。


見積もりでは、金額と一緒に次の内訳を見てください。

  • タイルの製品名・サイズ・表面の仕様
  • 床や階段など、施工する範囲と面積
  • 既存のタイルやコンクリートの撤去・処分
  • 下地の補修や高さ・傾きの調整
  • 端部や柱・排水設備まわりの加工
  • 段差部分の部材や、周辺の復旧工事


同じ面積でも、四角い床と、曲がり角や障害物が多い床では作業が違います。候補が2つあるなら、施工する範囲をそろえて見積もりを取り、材料と工事のどこに差が出るか聞くと比較できます。


予算を調整したいときは、好みの雰囲気を残せる別の商品や、施工範囲の見直しを相談しましょう。必要な下地処理や排水への対応が抜けていないかも、あわせて確かめてください。




タイルのサイズは施工場所の写真と希望の雰囲気から相談できる

商品名やサイズが決まっていなくても、タイル工事の相談は始められます。「玄関の目地をすっきり見せたい」「庭に合う落ち着いた色にしたい」。まずは、その希望をお聞かせください。

当社は岐阜県・愛知県を中心に外構工事を手掛け、タイル工事の事例も公開しています。玄関まわりやアプローチ、庭の改修など、周囲の外構も含めたご相談を承っています。


施工したい床の全体と、段差や出入口が分かる写真をご用意ください。好みの色や柄の画像があれば、仕上がりの希望も共有できます。ご予算や工事時期を伺いながら、ご自宅に合うサイズと工事範囲を一緒に考えます。


玄関まわりやテラスのタイルを検討している方は、施工したい場所の写真と、ご希望の雰囲気を添えてご相談ください。

タイルのサイズと工事範囲をMGSに相談する